メダカ水槽のグリーンウォーター作りには水温も大切


グリーンウォーター作りには水温も大切なファクターです。

 

植物が活発に光合成を行う温度は25℃~30℃くらいの水温と言われています。

 

水温計を確認し、この温度域で収まっていることを確認しましょう。

 

もし、水温が低いようなら水槽用ヒーターを使用して光合成が活発に行われる水温を維持してあげましょう。

 

光合成を活発にする光、植物プランクトンの餌となる種水、光合成に最適な水温が維持できたらあとは待つだけです。

 

光の強さと照射時間、富栄養化した水、光合成に最適な水温のバランスによって

グリーンウォーターが出来上がる時間には大きな違いが出て来ますので

 

それぞれの環境によって出来上がる日数は変わります。

 

しかし、1週間経っても飼育水の色合いに変化が無いようでしたら、グリーンウォーター作りは失敗と言えます。

 

何が問題だったのかを調べて改善しましょう。

よくある失敗は光の強さです。

 

水温はヒーターで管理すればほぼ間違えることはありません。

また、種水もメダカの排泄物などを含んだものを汲み取っていれば大丈夫なはず。

 

そうなるとどうしても判断しにくいものが照明の照度です。

 

ここにはある程度お金をかけてでもしっかり植物が育つ照明を使用しましょう。

 

屋外でのグリーンウォーター作りではほとんどお金はかかりませんが

室内でのグリーンウォーター作りでは多少お金がかかってしまうことは仕方ありません。

 

自然の恵みである太陽光や気温を補うにはそれなりの電力と設備が必要になります。

 

水槽のグリーンウォーターを室内で維持する

 

グリーンウォーター作りに成功したら、その後はグリーンウォーターを維持しなければなりません。

 

グリーンウォーターの維持にはエアレーション

 

増殖した植物プランクトンは常に増え続けるわけではなく、捕食者がいない環境では数日中に枯死し生物分解されます。

 

このとき酸素が大量に消費されることにより水中が酸欠状態になりますので

エアーポンプによるエアレーションを行いましょう。

 

さらにあまり知られていませんが、植物プランクトンも常に酸素を消費して呼吸をしています。

 

日中は呼吸で消費する酸素量よりも光合成で作り出される酸素の方が多いため酸欠になることはありません。

 

しかし、夜間は光合成が止まり呼吸のみとなりますので酸素の消費により酸欠を起こすこともありますので注意が必要です。

 

植物プランクトンの餌を常に補給する

 

グリーンウォーターの維持には植物プランクトンの餌となる栄養分の補給も必要です。

 

餌を補給してあげないといつかは餌不足となり、植物プランクトンの増殖は止まってしまいます。

 

グリーンウォーターが薄くなる前に少しずつ栄養を補給してあげましょう。

 

室内でのグリーンウォーターの作り方・維持方法まとめ

・グリーンウォーターは室内でも作れる。

・グリーンウォーター作りには太陽の光・富栄養化した水・最適な水温が必要。

・太陽光は水草用照明や植物育成用照明で補える。

・ハイポネックスなどの園芸用肥料が植物プランクトンの餌になる。

・植物プランクトンの光合成は25℃~30℃の範囲で活発になる。

・グリーンウォーターの維持にはエアレーションが必須。

・室内のグリーンウォーターと屋外のグリーンウォーターでは質に違いがある。

・動物性プランクトンの不足は市販のもので補える。


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