メダカの稚魚の水換え頻度を減らすには


メダカの稚魚の水換えは量を少なめに頻度を増やすというお話をしましたが、できれば水換え作業の手間を減らしたい。

 

そう考える方も多いはずです。

 

稚魚が死んでしまうようなリスクを抑えながら水換え頻度を減らすにはどうしたら良いのか?

 

その答えは「水を汚す餌を控える方法」と「水量を確保して水が汚れるスピードを遅らせる方法」があります。

 

水を汚す餌を抑える方法

水質が悪化すれば稚魚は死んでしまう。

 

水質を悪化させる原因は餌の食べ残しによる腐敗と稚魚の排泄物です。

 

稚魚の排泄物を減らすということは餌の量を減らすことに比例してしまいますので稚魚の成長の妨げになってしまいます。

 

稚魚の成長を妨げることはしたくありませんのでもう一方の餌の食べ残しによる腐敗を減らすことで水換えの頻度を抑えることが可能です。

 

稚魚の餌には人工フード、グリーンウォーター、psb、ミジンコなどの

動物性プランクトンなどが知られていますが、この餌の種類をしっかり管理することで餌の腐敗を抑えることができます。

 

メダカの稚魚は生まれてから2、3日ほどはお腹に抱えた栄養を吸収しているので餌を食べません。

 

その後、餌を探すように泳ぎ出し餌を食べ始めます。

 

この時期に餌が不足すると餓死してしまうため、餓死させないために餌を与えることが必須となります。

 

この時期は針子と呼ばれ非常に口が小さく小さな餌しか食べられません。

 

人工フードをすりつぶして与える方法もありますが、針子が食べられない大きさのものは底に沈殿して腐敗していきます。

 

この時期にグリーンウォーター (植物プランクトン)やpsb(光合成細菌)を

与えることにより稚魚が食べられる餌を確保しつつ、水を汚さないことも可能です。

 

植物プランクトンや光合成細菌は腐敗して水を汚すどころか、水質浄化能力も持ち合わせている優れものです。

 

稚魚の餓死を懸念して人工フードを闇雲に与えるような飼育方法ですと飼育水はすぐに悪化して水換えの頻度を高めざる終えなくなります。

 

水を汚さない餌を与えることで結果的に水換えの頻度を減らせます。

 

稚魚の水換え

 

水量を確保して水が汚れるスピードを遅らせる

稚魚の飼育には大きめの容器を使用することで水量を確保すると水の汚れるスピードを遅くすることができます。

 

小さな容器では水が汚れやすいため水換えの頻度を高めないと水質を維持できません。

 

よって小さな小瓶などで稚魚を飼育するのではなく、稚魚専用の飼育水槽を用意してあげましょう。

 

針子の時期は水換えをしない

孵化してから2週間ほどの針子と呼ばれる時期はメダカの稚魚が一番死んでしまう確率が高い時期です。

 

ネットなどで調べると餌不足による餓死が一番の原因と書かれていることが多いので「たくさんの餌を与えなくては」

 

そう考えるのは自然でしょう。

 

人工フードをこれでもかくらいに毎日与えていたらそれこそ水質の悪化によって稚魚は死んでしまいます。

 

水質の悪化や変化に敏感な針子の時期にはできれば水換えはしたくない。

 

それならば水を汚す餌を抑えて水量を確保しておけば水換えをしなくても針子の時期を乗り越えることが可能です。

 

グリーンウォーター で飼育していれば植物プランクトンを餌として成長するため

稚魚の成長を早めることができるうえ、水質の悪化を抑えることもできます。

 

これが稚魚飼育にグリーンウォーター が最強と言われる理由です。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です