ゴミを吸い出し、足し水で水換えを行う方法はビオトープなどのように底床があり
植物が植えられているような飼育環境の水換えに最適な方法です。
底床を敷き、植物が植えてある環境では生物濾過が機能しやすいため
グリーンウォーターにはなり難い傾向にありますが
それでも環境によってはグリーンウォーターになってしまうこともあります。
太陽の光が強い時期や水中が富栄養化している時などにはグリーンウォーターになることがあります。
このような環境での水換えは底の方の汚れや有害物質を静かに吸い出すように掃除します。
汚れを吸い出す方法としてはホースを使ったやり方もありますが
プロホースなどを使うと初心者の人でも簡単に排水を行うことができます。
半分くらい排水したら水換え用の水を足して水換え完了です。
この時の水もしっかりカルキ抜きを行い、水温を合わせておくことが前提となります。
針子や稚魚のグリーンウォーターの水換え
メダカの針子や稚魚の水換えは親のメダカと同じように行ってはいけません。
特に針子の時期は水質の変化に敏感ですので、水換えを行ったことにより針子が落ちてしまうこともあります。
ただ、水換えを行わなければ水質は悪化の一途を辿ってしまうため、それもまた問題となります。
針子や稚魚の水換えはまず水槽用スポイトなどで底に溜まったフンや餌の食べ残しを静かに吸い出します。
その後、静かに足し水を行うことで減った水量を補うようにしましょう。
足し水も親メダカの飼育水の上水を入れてあげることで
水質の急変を抑えられるうえ、新たに稚魚の餌を補充することもできます。
それでもあまり大量の水換えをおこなってしまうと
稚魚にストレスを与えてしまいますので、3分の一以下ずつ行うと良いでしょう。
稚魚の水換え安全なやり方
稚魚の水換えで大切なことはメダカの稚魚と親メダカでは水換えの方法を変えることです。
水換えの仕方には色々な方法がありますが、稚魚の水換えで注意するべき点は
・稚魚を吸い出してしまわないこと。
・親メダカ以上に急激な水質の変化を抑えること。
・水温の変化を抑えること。
上記を守りながら水換えを行うには
稚魚水槽の底に溜まった餌の食べ残しや糞をスポイトで静かに吸い出す。
この時、プロホースなどのように吸水力の強いもので一気に水を吸い出さずに静かに少しづつ行う。
バケツなどで一気に飼育水を汲み出すような方法もお勧めできません。
飼育水は底の方から汚れが沈殿して悪化していくため、底の方の水を静かに吸い出すのが正しい水換え方法です。
排水によって減った分の水を足す。
足し水の際は汲み置きをして水温を合わせたものを使い、水換えによる水温の変化にも気を配る。
カルキ抜きも忘れずに。
足し水は水換え時だけでなく蒸発によって飼育水が減ってしまった時なども行うようにする。
この方法は少量ずつ底に溜まったゴミを排出する水換え方ですので一度に大量の水を換えることはできません。
よって頻度を増やしてこまめに行うことで水質を維持することができます。
このような作業を行うことで稚魚の水換えのリスクを減らすことができ安全に水換えが行えます。