メダカのグリーンウォーターの水換え頻度は様々な要因で変化します。
メダカの飼育数、餌の量、飼育容器の大きさ、天候や気温、季節要因など数え上げたらきりがありません。
よってそれぞれの飼育環境によってグリーンウォーターの水換え頻度は変わってしまうのです。
そんな中、メダカ飼育初心者の人がグリーンウォーターの最適な水換え頻度を決めるにはどうすれば良いのでしょう。
その判断基準はグリーンウォーターが悪い状態になる前に水換えを行うことです。
悪い状態のグリーンウォーターとは
・底が見えないくらいグリーンウォーターが濃くなってしまっている
・グリーンウォーターから異臭がする
・グリーンウォーターの底にメダカのフンや餌の食べ残しがたくさん溜まっている
・グリーンというよりも若干茶色みを帯びた水の色になっている
・メダカの餌食いが悪くなったように感じる
メダカ飼育におけるグリーンウォーターの濃さは水の底までしっかり見えるくらいの濃さが理想です。
濃すぎるグリーンウォーターはメダカ飼育において百害あって一利なしといえるほどのものなのです。
グリーンウォーターが濃すぎるとメダカの健康状態や異変に気が付きにくくなります。
さらに水中にヤゴなどの天敵が侵入しても発見が遅れてしまいます。
また濃すぎるグリーンウォーターは植物プランクトンの数が多すぎるため夜間に酸欠を起こすこともあります。
よってグリーンウォーターが濃くなりすぎる前に水換えにて濃度調整を行うようにしましょう。
グリーンウォーターから異臭がするのも問題です。
グリーンウォーターから異臭がする場合はグリーンウォーターを形成しているプランクトンの種類に問題があることが多いものです。
そのような時には一度リセットしてから新たにグリーンウォーターを作るようにしましょう。
その際に市販のグリーンウォーターの素を使うことで良質な植物プランクトンを増やしやすくなります。
メダカを避難させて水換えを行う方法
メダカを避難させて水換えを行う方法は底床を敷いていないベアタンク方式の飼育方法に最適な水換え方法です。
底に溜まった汚れを洗い出せるため飼育環境を非常に綺麗に保つことができます。
その反面、生物濾過はほとんど機能しないため、定期的な水換えによって水質を維持する必要があります。
まずはグリーンウォーターの上水を半分くらい静かに掬い出し汲み置きをしておきます。
この時、できるだけ上水を静かに掬い出すのがコツです。
飼育水の中では餌の食べ残しやメダカのフンなどの有機物は底に沈殿しています。
よってグリーンウォーターの中でも底に行くほど水質は悪化していると言えます。
そのため水面近くの比較的水質が安定している水を水換え用の水として
取っておくことで良質なグリーンウォーターを残すことができます。
水換え用のグリーンウォーターが確保できたらメダカなどの生体を網で掬い出し、容器を綺麗に洗います。
その後、水換え用に用意しておいた水道水とさきほど汲み置きをしておいた
グリーンウォーターを容器に戻し、メダカを戻せば水換え完了です。
水換え用の水は水道水を事前に汲み置きをし、カルキ抜きをしておきましょう。
水温が大きく違う時は1日前に汲み置きをし、水温を合わせておくことも大切です。