メダカが酸欠になっている時の症状


酸欠状態の症状としてはメダカが水面で口をパクパクとするような行為が見られるようになります。

 

この状態を放置するとさらに状況は悪化し、泳ぎ方がフラフラしてくる。

 

泳ぎが緩やかになりあまり動かなくなるなど、メダカの命に関わる事態にもなりかねませんので

特に注意して観察しましょう。

 

そのような事態にならないようにする為に

夏場の高水温による酸欠対策をいくつかご紹介致します。

 

エアレーションによる酸欠対策と応急処理

 

メダカの酸欠対策としてエアーポンプによるエアレーションは効果的ですので

メダカを飼育している環境にエアーポンプを設置できるのであれば設置してあげましょう。

 

エアレーションは水中に強制的に酸素を溶け込ませる効果がありますので

酸欠の予防になる上にエアレーションによる水流は水を循環させ

水温の上昇を遅らせる効果も期待できます。

 

エアレーションを行なっておらず、メダカに酸素不足の症状がみられるような時には応急処置として幾つかの方法があります。

 

・新鮮な水を取り入れる。
・メダカを日陰に移動する。
・大きな容器に移し替える。

 

メダカに酸欠の症状が見られたら上記のような方法で

一時的に応急処置を行うことができます。

 

まず、新鮮な水を取り入れる方法ですが、水道水を使う時には

水温に注意して急激な水温変化が起きないようにしましょう。

 

汲み置きをして水温を合わせた水を使うと良いでしょう。

 

メダカを日陰に移動する方法はこれ以上水温を上げないためと

メダカの活性を下げるために行います。

 

少しでも水温を下げることで水中の溶存酸素量を増やすことができる上に

生体の活性も下がるので消費する酸素も抑えることができます。

 

大きな容器に移し替えることで水量を確保できるため

水中の酸素量も増やすことができます。

この方法は応急処置でもあり恒久対策にもなります。

 

庭に設置してある睡蓮鉢などですとすぐに大きな容器に移し替えるようなことは難しいかもしれませんが

 

金魚鉢や小さなプラケースなどでメダカを飼育しているのであれば

水槽など水量を増やせる容器に変えることで、高水温対策と酸欠対策を同時に行うことができます。

 

先にも述べましたが水量が少なければ少ないほど水温の上昇は早まり

溶存酸素量は少なくなりますので容器を変え、水量を増やすことで酸欠対策となります。

 

飼育数を減らして酸欠を防ぐ対処法

 

今、メダカを飼育している環境をどうしても変えたくないのでしたら

その環境は維持したまま、そこに入れてあるメダカの数を減らしてあげましょう。

 

環境が変わらなければ高水温にはなってしまいますが

メダカの数を減らすことで必要とする酸素の量が少なくなりますので

過密飼育状態よりは酸欠になる可能性を低くすることができます。

 

違う容器を用意してメダカを移動させたり

知人に数匹おすそ分けするなどして飼育数を制限するようにしてみましょう。

 

日陰作りによる高水温対策

 

高水温になる要因は気温の上昇と直射日光ですので

飼育環境を変えることにより水温の上昇を抑えることも可能です。

 

簡単に移動できる飼育環境ならば風通しの良い半日陰のような場所に

移動するだけでもかなりの効果が見込めます。

 

移動させることができない飼育環境であれば

すだれやシェードなどで日陰を作ってあげる方法も良いでしょう。

 

ただスイレンやハスなどの強めの日光を好む水生植物を育成しているようなビオトープでは

極端な日陰は水生植物の生育に影響が出てしまいますので

午前中だけしっかりと日光を当てるなどの配慮も必要になってきます。


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