室内でのメダカの飼い方


室内でメダカを飼うということは室内にメダカにとって最適な環境を作り上げるということです。

 

そのためにはメダカが好む環境と室内飼育環境との違いを理解しなければなりません。

 

「メダカが好む環境=屋外ビオトープ」などを思い浮かべてみましょう。

 

豊富な水量で水質や水温が安定しており、太陽の恵みにより植物は光合成を行い、水中の酸素は程よく満たされています。

 

さらに植物プランクトンや動物プランクトンなどの微生物が豊富に繁殖し、水質の浄化やメダカの餌として貢献しています。

 

このような環境を室内で維持するために大切なことを挙げると

・過密飼育にならないように飼育適正数を守る

 

・水質悪化を防ぐため水量をある程度確保する

 

・水質の悪化が起こらないように浄化能力を高める

 

・水草などを入れて水質浄化とメダカの隠れ家にする

 

・太陽の代わりとなる照明を設置する

 

・規則正しい点灯時間を心がける

 

・餌不足にならないように餌に気を使う

 

・餌の与え過ぎにも気をつける

 

・振動や騒音によるストレスを軽減する

 

・水温の急変や高水温に気をつける

これが飼育上級者が心得ている室内飼育の10の条件です。

 

このようなことに気をつけてメダカが住みやすい環境を維持することが大切です。

 

室内飼育は初心者には難しいのか?

 

メダカの室内飼育は初心者には難しいのか?

 

この質問に対しては「知識がないと難しい」が正解かもしれません。

 

屋外では知らなくても自然と条件が整ってメダカの住みやすい環境ができてしまうこともよくあります。

 

例を挙げれば、「太陽の光」。

 

これは飼育者が用意するものではなく、屋外飼育をしていれば普通に得られるものです。

 

そんな太陽の光はメダカに様々な恩恵をもたらします。

 

太陽光によりメダカの体内ではビタミンDが生成され、カルシウムの吸収を助けるなどの働きもあります。

 

また、飼育水の中では微生物が豊富に繁殖して水質浄化やメダカの餌として貢献しています。

 

さらに浮き草や水草も太陽の光により盛んに光合成を行うためメダカの環境は良好に保たれます。

 

しかし、メダカの室内飼育では太陽の光の恩恵を受けることができません。

 

太陽の光が不足すると生態系のバランスが崩れてメダカにとって良くない環境になってしまうこともあります。

 

このようなことからメダカの室内飼育は知識がないと難しく感じるのかもしれません。

 

また、メダカにとって最適な環境を維持することは室内飼育の方が確かに難しいと言えるでしょう。

 

室内飼育では濾過バクテリアや植物プランクトンなどの微生物の繁殖が弱いため

水質の悪化が速く、メダカにとって良くない環境になりやすいものです。

 

室内の方が環境は悪化しやすい。

 

室内の方がメダカは耐性が下がりやすい。

 

この二つのことによりメダカの室内飼育ではメダカが死にやすくなってしまうのです。


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