メダカの寿命は平均何年?


めだかの寿命は野生では平均1~2年、屋内飼育では平均2~3年といわれています。

 

野生のめだかの寿命が短い原因は、栄養失調や天敵の存在

季節による水温の変化、雨や台風などによる環境の厳しさがあげられます。

 

さらに繁殖、産卵に適した条件が整いにくい問題もあるでしょう。

 

野生のメダカの体は丈夫ではありますが、自然の力にかなわない部分が多いのです。

 

うまく適応して成長したとしても天敵に襲われてしまえば、卵を残すことができませんし

稚魚が生まれたとしても生存率は下がるかと思われます。

 

飼育めだかの寿命が長いのは、飼育環境の良さからでしょう。

 

メダカの飼育に適した水温や水質の管理、餌選びで寿命はかなり変わってきます。

 

天敵からの攻撃対策や、飼育者の責任感などの意識次第で、めだかを長生きさせることが可能なのです。

 

繁殖や産卵、成育環境も整っているため、丈夫な個体が育ちやすいということも言えます。

 

メダカの寿命は、最長で5年ほどの個体がいると言われています。

 

一部では寿命が10年を越したなどという話もなくもないですが、信憑性に欠けるものもあります。

 

よって個人でメダカの寿命を伸ばしたいと思うのでしたら、まずは5年を目標にすると良いかもしれません。

 

寿命のサインや症状

 

メダカの寿命が近づいているサインや症状として次のようなものがあげられます。

・水槽の底にジッとしていることが多くなった

・泳ぎ方に機敏さがなくなってきた

・餌の食いつきが悪くなり、食欲が落ちた

・体の艶や光加減が鈍ってきた

・ヒレにハリがなくなってきた

 

寿命年数が近づいてきた頃に、こういった様子がうかがえたら寿命を終える頃かもしれません。

 

なるべく刺激をあたえないよう水草などの隠れ家を増やしてあげ、静かに余生を過ごせるように工夫してあげましょう。

 

常にメダカ全体の様子を把握することは難しいため、餌やりや水換えの際は注意して、観察しておくといいでしょう。

 

もし気になった場合があれば、次の方法で寿命を延ばすことができる可能性があります。

・水温を低めの18度程度に設定する

・越冬などはさせず1年を通して水温を一定に保つ

・餌を控えめに与える

・水換えを怠らず常に綺麗な水質を保つ

 

メダカの成長や繁殖には23℃くらいが適温とされていますが

適温よりも少し水温を下げることでメダカの活性を抑えて成長をゆっくりにする狙いがあります。

 

水温が低いとメダカの運動量が減ってきます。

 

そうすることで体力の温存や、新陳代謝の活性化を防ぐことができるのです。

 

温度設定の出来るヒーターを使用していれば設定変更は容易ですが

温度固定式のヒーターでは18℃に保つのは難しくなります。

 

温度固定式ヒーターには熱帯魚用の26℃設定やメダカ用の23℃設定などがありますが、メダカの寿命を考える場合には

金魚用の18℃設定タイプのヒーターを使用すると良いでしょう。


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