メダカが長生きしないのは何故か?
メダカの種類と長生きの関係についても触れておきましょう。
メダカの長生きと種類には関係がある
黒メダカ、ヒメダカ、楊貴妃メダカ、みゆきメダカなどメダカには色々な種類のメダカがいます。
そんなメダカの種類と寿命には関係があるのか?
人によっては黒メダカが一番丈夫でヒメダカは弱いという人もいます。
確かに黒メダカの丈夫さはピカイチですが、その他の品種でも長生きできないほど弱いとは感じません。
メダカの種類の違いでも体色の違いによる寿命にはそれほど大きな差はないと感じます。
ただ、体型による違いには大きな差が出ます。
メダカの体型には黒メダカのような細長い普通種、尾鰭が菱形になり、背鰭がしり鰭と同じ形をしているヒカリ体型
体長が普通種の半分ほどしかないダルマ体型、
ヒカリ体型とダルマ体型の両方の特徴を持ち合わせているヒカリダルマ体型がいます。
そんな中でも普通種とヒカリ体型は飼育難易度が低く
ダルマ体型はやや難しい、ヒカリダルマ体型は難易度上級と言われています。
飼育難易度が高いということは長生きさせにくいということですので
やはりメダカの品種的体型はそのメダカの寿命を左右すると言えるでしょう。
よって出来るだけメダカを長生きさせたいと思ったら、まずは黒メダカのような普通体型のメダカを選ぶようにしましょう。
長生きさせる方法
メダカを長生きさせる方法とはストレスなく伸び伸びと育てることです。
そのコツは
・過密飼育を避けて少ない数で育てる。
・繁殖は極力避ける。
・餌は過剰に与えすぎない。
・自然に近い環境を維持する。
過密飼育は水質の悪化を早めるうえ、お互いにストレスを感じてしまうものです。
過密飼育した稚魚と広い容器で伸び伸び育てた稚魚では
広い容器で育てた稚魚の方が大きく育つという実験データもあるくらいです。
繁殖には膨大なエネルギーを必要とするため、繁殖もまたメダカを短命にする要因となります。
室内飼育などでヒーターを使用して加温していると1年中繁殖シーズンとなってしまうため短命になりがちとなってしまいます。
餌の量にも注意が必要です。
小さい頃からたくさん餌を与えていると成長も早く、丈夫に大きく育ちますが
大きくなってからもそのような餌やりを続けていると短命になりがちです。
その理由ははっきりわかりませんが、内臓への負担も一つの原因とされています。
よって餌やりは栄養バランスを考えていろいろな餌を与えながら量は控えめににすると良いでしょう。
メダカが痩せすぎず、太りすぎない量の把握が大切です。
最後の自然に近い環境を維持することもメダカを長生きさせるコツの一つです。
自然に近い環境とは植物が程よく茂り、光合成により水中に酸素を供給している状態です。
自然の環境は微生物の繁殖もしっかり出来るため生物濾過が働き、常に水は綺麗な状態を保ちます。
さらに植物プランクトンや動物プランクトンはメダカの餌にもなります。
太陽の光はメダカの健康維持には欠かせないものでもあります。
このような状態を保つことがメダカを長生きさせるコツです。