メダカの水換えに水道水そのままはダメ


水換えにおいて急激な環境の変化を避けることの他に気にかけなければいけないことが水道水のカルキ除去です。

 

水道水には消毒のための塩素(カルキ)が含まれています。

 

この塩素は人にとっては全く無害な量ですが、メダカにとっては大きなストレスとなる事を覚えておきましょう。

 

メダカ以外にも水の中に繁殖している濾過バクテリアやメダカの餌となる植物性プランクトン

動物性プランクトンなどにとってもカルキは有害な物質であることは容易に想像できるはずです。

 

・メダカはダメージを受ける。

・水を綺麗にしてくれている濾過バクテリアもダメージを受けて減ってしまう。

・メダカの餌となるプランクトンも減ってしまう。

 

これだけでも水道水をそのまま使用するリスクの大きさは理解できるはずです。

 

よって水道水を利用する場合には必ずカルキ抜きを使用し

カルキの無害化と水道水に含まれる重金属の無害化をしておきましょう。

 

水道水のカルキを抜く方法には市販のカルキ抜き剤を使用する方法や水槽用浄水器を使う方法などがあります。

 

カルキ抜き剤は価格的にお手頃で使い勝手が良いと言うメリットがあります。

 

しかし大きなメダカ鉢の水換えや頻繁な水換えを行うと消費が激しいという問題もあります。

 

その点、浄水器は初期費用は高いですが、大量の水換えや頻繁な水換えを行うには重宝します。

 

メダカの元気がないのはなぜ?

 

水温の低下による活動量の低下が原因で元気がない

メダカは周辺の温度に影響を受ける変温動物です。

 

よって秋から春先にかけての気温が低い時期にはメダカの体温も下がってしまい、活動量が鈍くなります。

 

そのような時のメダカを見ると元気がないように見えてしまうものです。

 

ただ、水温低下によって動きが鈍くなっている状態は「メダカの異常」ではありませんので安心してください。

 

気温があがり、水温も合わせて上がってくると自然とメダカの活動量は増してきます。

 

水質の悪化による病気の蔓延が原因で元気がない

メダカが1匹だけ餌を食べない。1匹だけ底のほうに沈んで動かない。などの場合には病気の可能性があります。

 

メダカの病気は全てのメダカに同じような症状が出るわけではなく、1匹ずつ順番に様子がおかしくなることが多いものです。

 

よって全てのメダカが元気に泳いでいれば安心ですが

その中で1匹、もしくは数匹だけ元気がないような状態が見られたら病気を疑ってみましょう。

 

メダカが病気になる大半の原因は水質の悪化と言われています。

 

餌の与えすぎで餌が水中で腐敗していないか?

水換えを怠り、底のほうにメダカの糞がたくさん溜まっていないかなどを再確認してみましょう。


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